2026-04-10
日本の主要ニュース
1. 2026年版外交青書を閣議報告、中国の位置づけ「重要な隣国」に後退
- 茂木敏充外相は10日の閣議で2026年版外交青書を報告した
- 現在の国際情勢を「『ポスト冷戦期』といわれた比較的安定した時代は既に終焉を迎えた」と記載し、「自由で開かれた国際秩序は大きく動揺している」と指摘
- 中国について「重要な隣国」と記述し、2025年版の「最も重要な2国間関係の一つ」から表現が後退した
- 中国が昨年11月以降「一方的な批判や威圧的措置を強めている」と分析
- 中東情勢について「エネルギー安全保障を含む中東地域の平和と安定は日本にとって極めて重要」と訴え、外交努力を行う姿勢を示した
2. ドル円159円台、円安基調が継続
- 4月10日午後の東京外国為替市場で、円相場は1ドル=159円20〜21銭と前日比24銭の円安・ドル高
- イスラエルによるレバノン攻撃の継続やイランとの停戦協議の不透明感が背景
- 日米の金利差に加え、中東情勢の悪化と原油高を背景にした米ドル需要が円安圧力に
- 野村證券は中東情勢を受けた米ドル高圧力を指摘し、2026年末の見通しを修正
3. NYダウ続伸、イスラエル・レバノン交渉開始の報道で買い広がる
- 4月9日のNYダウは前日比275.88ドル高(+0.58%)の48,185.80ドルで取引を終了
- イスラエルがレバノンとの直接交渉を開始すると伝わり、中東情勢のさらなる緩和期待が広がった
- S&P 500は週間で3%超上昇し、米10年債利回りは13ベーシスポイント低下の4.31%
4. 自民・維新幹部が会談、重要法案の審議を着実に進める方針確認
- 自民党と日本維新の会の幹部が会談を行い、国会での重要法案審議を着実に進める方針を確認
- 「国家情報局」の設置に関連する法案を含む重要法案が議題に上った
- 2026年度本予算の自然成立期限が4月11日に迫る中、与野党間の調整が進められている
5. Google、GeminiにNotebookLMを統合 チャットから直接ノートブックにアクセス可能に
- Googleは4月8日、AIアシスタント「Gemini」にリサーチツール「NotebookLM」を統合する「Notebooks」機能を発表
- Geminiアプリ内でチャットとファイルをプロジェクト単位で整理し、NotebookLMと双方向に同期できる
- Google AI Ultra、Pro、Plusの購読者は今週からWeb版で利用可能、来週以降モバイルや無料ユーザーにも拡大予定
海外の主要ニュース
1. 米イラン停戦交渉がイスラマバードで開始、最終合意を目指す
- パキスタンのシャリフ首相の仲介により、米国とイランの代表団がイスラマバードで停戦交渉を開始
- 7日に合意した2週間の停戦期間中に最終合意を目指す
- 停戦条件としてイランはホルムズ海峡の安全な通航を再開し、米国とイスラエルはイランへの爆撃を停止
- イランは10項目の提案をトランプ大統領に提示し、大統領は「交渉の実行可能な基盤」と評価
2. イスラエル、レバノンへの攻撃は停戦対象外と主張
- イスラエルのネタニヤフ首相は、米イラン停戦を支持するものの、レバノンのヒズボラとの戦闘やレバノン南部への侵攻には適用されないと表明
- パキスタンのシャリフ首相がレバノンへの攻撃停止も停戦に含まれると主張したことと矛盾
- 一方で、イスラエルはレバノンとの直接交渉を開始するとの報道もあり、市場では緩和期待が広がった
3. 北朝鮮、クラスター弾頭搭載の弾道ミサイルなど新型兵器を連続実験
- 北朝鮮は4月6日から8日にかけて、協調攻撃システムの一連の実験を実施
- 核搭載可能な火星11型(KN-23)弾道ミサイルにクラスター弾頭を搭載して発射
- 炭素繊維爆弾やelectromagnetic weapon(電磁兵器)の実験も併せて実施
- 金正恩総書記は電磁兵器などを「戦略的な特殊手段」と位置づけ
- ミサイルは240〜700km飛行後に海上に落下、日本のEEZ外に着水
4. ウィスコンシン州最高裁選挙でリベラル派のクリス・テイラー判事が当選
- ウィスコンシン州控訴裁判所のクリス・テイラー判事が最高裁判事選で当選し、10年の任期を獲得
- 保守派のマリア・ラザー判事を得票率約60%対40%で破り、リベラル派の多数派を5対2に拡大
- 過去4年間で3度目のリベラル派勝利となり、中絶権や投票権をめぐる党派的な争いに影響
- テイラー氏は元民主党州議会議員で、選挙戦では中絶権を主要な争点として掲げた
5. NASA、国際宇宙ステーション補給ミッションCRS-24を打ち上げ予定
- NASA、Northrop Grumman、SpaceXは4月10日午前8時03分(米東部時間)にCygnus XL補給船の打ち上げを予定
- 約11,000ポンド(約5,000kg)の貨物をSpaceXのFalcon 9ロケットでケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げ
- 貨物には量子科学の新モジュールや、血液疾患・がん治療向けの治療用幹細胞生成ハードウェアが含まれる
- 悪天候のため打ち上げは4月11日午前7時41分に延期される可能性がある