2026-04-08
日本の主要ニュース
1. 高市首相、UAE大統領と電話会談 原油安定供給を要請
- 高市首相は7日夜、UAEのムハンマド大統領と約30分電話会談し、原油の安定供給継続を要請
- UAEはサウジアラビアと並ぶ日本の主要な原油輸入先で、ホルムズ海峡の外側にも積み出し港を持つ
- 首相はイランに対しUAEなど周辺国への攻撃をやめるよう強く求めていると説明、事態の早期沈静化に向け連携で一致
- AIや宇宙、先端技術など幅広い分野で日・UAE2国間協力を進展させることでも一致
2. 為替相場、1ドル=159円台で推移
- 4月8日午前6時時点の為替相場は1ドル=159円62〜63銭(前日比+24銭)
- 1ユーロ=185円07〜11銭(前日比-57銭)
- 中東情勢の緊迫化と日米金利差の動向が引き続き相場を左右
- 米FOMC議事録の発表が同日予定され、市場関係者の注目を集める
3. 令和8年度本予算、11日にも自然成立へ
- 令和8年度(2026年度)本予算は4月11日に自然成立する見通し
- 4月1日から始まった新制度には、たばこ税・法人税の引き上げ、「130万円の壁」の年収要件緩和などが含まれる
- 子ども・子育て支援金の徴収開始、在職老齢年金制度の見直し、改正民法施行による共同親権導入も実施
- 4月12日には自民党大会が予定されている
4. 各省庁、中東情勢に関する特設ページや相談窓口を設置
- イラン情勢の悪化を受け、日本の各省庁が中東情勢に関する特設ページや相談窓口を設置
- 在留邦人や進出企業への情報提供、安全確保支援を強化
- 経済産業省・外務省などが連携し、エネルギー供給や物流への影響対策を検討
- 民間企業に対しサプライチェーン見直しの呼びかけも進む
5. NY原油先物、一時1バレル=117ドルに上昇
- WTI原油先物は中東情勢悪化を受け一時1バレル=117ドル台まで上昇
- ホルムズ海峡封鎖を巡るイランと米国の対立がエネルギー市場の不安要因として継続
- ガソリン補助金による国内価格抑制策が続くも、長期化すれば財政負担増は避けられない見込み
- OPECプラス有志8カ国による5月からの増産(日量20.6万バレル)の効果は限定的との見方
海外の主要ニュース
1. トランプ氏、イランとの2週間停戦に同意 ホルムズ海峡開放が条件
- トランプ大統領は午後8時(米東部時間)の期限を前に、イランとの2週間停戦に同意したと発表
- ホルムズ海峡の「完全・即時・安全な開放」が停戦の前提条件
- イラン側はパキスタン仲介で10項目の和平提案を提示、トランプ氏は「交渉の基礎として実行可能」と評価
- トランプ氏は期限直前にTruth Socialで「今夜文明全体が滅びる」と威嚇、最終局面まで緊張が続いた
2. キューバ、2,010人の囚人を恩赦 政治犯は対象外と人権団体が指摘
- キューバ政府は復活祭の聖週間に合わせて2,010人の囚人を恩赦すると発表、米国の対キューバ圧力の中で実施
- 釈放対象には女性、若年層、60歳以上の高齢者、外国人、海外在住のキューバ国民が含まれる
- 性犯罪、暴力的小児性愛、殺人、薬物関連犯罪の有罪判決を受けた者は除外
- 「権威に対する罪」(政治犯への適用が多い)も対象外で、人権団体は「政治犯解放ではない」と批判
3. ミャンマー軍政トップ、選挙人団により大統領に選出
- ミャンマー軍政最高指導者ミン・アウン・フライン上級大将が選挙人団により大統領に選出、429票を獲得
- 2021年のクーデター以降続いていた軍政の体制を選挙形式で正当化する狙い
- 国際社会からは民主的正統性を欠くとの批判が強く、欧米諸国は制裁継続の姿勢
- 国内では少数民族武装勢力や民主派抵抗組織との内戦が依然として継続
4. ベトナム、レ・ミン・フン氏を新首相に選出
- ベトナム国会はレ・ミン・フン氏を新首相に選出
- 前職は中央銀行総裁および副首相を歴任、経済政策の手腕に定評
- 米中対立や地政学的緊張の中、ベトナムの経済外交を担う立場に就任
- 半導体・サプライチェーンの脱中国化の流れの中で、ベトナムの戦略的地位がさらに高まる
5. IMF、2026年世界経済成長率を3.3%に予測 中東情勢を下方リスクに
- 国際通貨基金(IMF)は2026年の世界成長率を3.3%、2027年を3.2%と予測
- 2025年10月時点の見通しからわずかに上方修正、AI投資・財政金融支援・民間部門の適応力が下支え
- 世界のインフレは低下傾向だが、米国のインフレは目標復帰により時間がかかる見通し
- 中東情勢悪化とホルムズ海峡の物流混乱がインフレ圧力を強め、地政学リスクへの懸念が増大